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BOMEX


BOMEX_FD_1

 久しぶりの更新になってしまいました。約6年ぶりです。その間ちょこちょこプラモは触っていたのですがプラモも完成せず、サイトも更新できませんでした。主な原因は仕事とプライベートが多忙になった…ということです。2010年になって少し余裕が出来てきたのでプラモも再開です。6年前に完成させたプラモなので詳しいことは忘れていますが、なかなか面白かったFDのBOMEX仕様の記事を書きます。



 このキットが発売された当初、様々なところで話題になりました。丁度映画「ワイルドスピード」が話題になっていて、アメリカを中心にスポコンと呼ばれるジャンルのカスタムカーが注目されていたと記憶しています。アオシマからブームに乗る形で発売されたのですが、なんと初版のこのキットは「スリークライトをデカールで表現する」という大技を使いました。つまりクリアパーツもライトのパーツもなく、平面にライトを描いたデカールを張り付けるだけ…というものです。たぶん車体各所に貼られる大きなデカールが価格を押し上げたのと、リトラクタブルライトを加工してスリークライトにする作業が初心者には難しい…と判断したのだと思います。でもそれが仇となってずいぶん批判が出てしまいました。

 私も買ったものの、納得がいかなかったのでネットで色々調べたところ、BOMEXがモーターショーで展示していたクルマは2003年はスリークライト、2002年はリトラクタブルライトだと分かりました。そこで2002年バージョンということにして、リトラクタブルライトのまま作成することにしました。

 ボンネットの開口部も黒いデカールを貼るだけになっていたので、ここは開口しました。方法はデカールをコピーして、コピーの裏に両面テープを貼ります。穴を開けたい部分を切り取って、ボンネットに張り付けて、そのまま開口作業。当時はミニ四駆用のドリルしか持ってなかったので、それでいくつか穴を開けて、つなぎ合わせるようにヤスリで削っていきました。裏側に黒い金属メッシュを貼って完成です。


BOMEX_FD_2

 そのままでも良かったのですが、内部にエンジンやパイピングを自作してみました。光の加減でうっすらと「何かがある」のが見えたらいいので、かなり適当です。



BOMEX_FD_3

 塗装は指示通りのレシピで。下地は発色を良くするために白を塗っています。問題はデカール。今回のBOMEXは「大きなデカールを貼る」が課題となりました。今後、レーシングカーも作ってみたいと思っているので、必要な技術になると思っています。このくらいの量でも大変でしたがチャレンジしました。

 貼り終わったら、ちょっとづつクリアを吹き掛けて、乾燥させて、またクリアーを振り掛けて…を繰り返して、デカールをクリアコーティングしました。完全にコーティングして慎重に研ぎ出しをしましたが、ちょっと怖くて思い切りが足りませんでした。艶はイマイチです。でも最初なので「まずは完成を目指そう」ということで、ほどほどにしておきました。

 あとはアオシマのFDの定番工作でフロントの車高を下げました。それ以外は説明書の通りに作っています。

 基本的にプレーンなボディが好きで、メーカーのステッカーやグラフィックで覆われたクルマは好きじゃないのですが、自分では絶対に選ばないオレンジのボディカラーや派手なグラフィックのデカールなど、作っていて楽しかったです。今となっては日本ではスポコンは流行らず、痛車の方が流行ってしまいました。痛車になるかどうか分かりませんが、また機会を作って大判デカールのあるクルマを作ってみたいと思います。


作成:2010-05-30