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振り返ってみて…


 プラモ作成に出戻ってから約12年、途中に放置してから約6年、あっという間に時間が過ぎてしまいました。主に仕事とプライベートが忙しかったのが原因ですが、それはそれで充実しているので良いと思っています。

 最近、時間的余裕が出来てきたのと、またプラモ熱が復活したので、このサイトに手を入れていますが、また忙しくなったら放置するかも知れません。でも勿体ないので残しておくことにします。それで今までのまとめと言うか、思うところをつらつらと書いてみます。



 出戻りした頃に、ボディをピカピカに塗装することが第一段階の目標でした。その時はクリアコートすることは考えていなかったです。

 最近ではカーモデルはウレタンクリアでコートして、研ぎ出しをするのが主流になりつつあるみたいです。ウレタンクリアだとデカールに優しいので痛車やレーシングカーなどデカールの多いクルマに都合がいいとのこと。そんなご時世ですが、私個人としては、必ずしも同じようにする必要はないと思っています。

カプチーノ

 これからカーモデルに取り組む人は、一番最初の段階としてボディをスプレー塗装してオッケーならそのままで、艶が足りないならコンパウンドで磨く…それでいいと思っています。上のカプチーノはクリアコーティングしていません。その代わり、小さなボディ1つに缶スプレー1本近く使っています。厚塗りしているので少々磨いても下地は出ません。

 鏡面仕上げには程遠いですけど、悪くない仕上がりになります。オープンカーなのに内装はつや消しの黒を筆塗りしました。今だったら内装も吹き付け塗装しますけど、最初の頃は筆塗りの方が得意でしたので、この方法は「あり」だと思います。続けるかどうか分からない状態で高額な初期投資は出来ませんし、あれこれ道具や塗料を揃えるとイメージしているよりも出費がかさんで、実際キットよりも高くつくこともありますから。ちなみにこのカプチーノと同じようにするなら、アオシマのキットにサーフェイサー、ボディカラーの缶スプレー、アクリル塗料のシンナー、つや消し黒、半つやの黒、クリアイエロー、クリアレッド、シルバー、黒鉄色、塗料皿、筆…で出来ると思います。あとは基本工作のニッパー、カッター、耐水ペーパー一式、接着剤かなぁ…。クリアパーツの接着用の接着剤も欲しいですね。

 書き出してみると、結構色々と必要になるのが分かります。だとしたら最初の頃は無理せず、完成することを目標に作るといいと思いますし、完成すればプラモの楽しさが分かると思います。



 塗装が苦手で、スプレーも上手く扱えなかった私ですが、入門用のテキストを手にいれて、とにかく書いてあることをひとつひとつ実践していきました。スプレーは20cmくらい離して吹き付ける…と書いてあれば、定規を用意して、20cmを確認してから吹き付け。やっぱり基本に忠実ならば、ちゃんと誰でも出来るようになります。

 色々サイトを見たり、雑誌を見たり、プラモ屋の店員さんに話を聞くと、カーモデルではクリアコーティングするのが当たり前…みたいな風潮です。吹きっ放しでも良かったのですが、よりツヤツヤのピカピカになるならチャレンジしてもいいかな…と思ってクリアコーティングに挑戦するようになりました。もちろん研ぎ出しとセットです。

カウンタック

 ザラザラだったカウンタックも綺麗に光が反射するようになって、とても嬉しかったです。こうなると後戻りできなくなってしまいます…。でも今でも「スプレー塗装+コンパウンド」もアリだと思っています。



 私個人の目標としては「クリアコーティング+研ぎ出し」が上手くなることにシフトしました。今でもまだまだ失敗とか艶が足りなかったり、入り組んだところは上手く出来なかったりして課題が多いのですが、そこそこ出来るようになってきたと思っています。

ミトス

 研ぎ出しをする場合は、単純なラインのクルマの方が上手く行きます。ミトスは今よりも経験が少ない状態でしたが、上手く出来ました。

 これからの課題は…色々ありますが、厚塗りしないこと、鏡面仕上げに近づけていくこと、楽しく作ること…かな。それらのことは、また個別に書いていきます。


作成:2010-06-23