VF-31のフォールドクォーツについて
マクロスデルタに登場したVF-31。デルタ小隊の機体にはフォールドクォーツが使われていますが、現時点で分かっている情報を元に推測も交えてまとめてみました。なお、こちらの記事も併せて読んでいただくとより理解できると思います。「YF-29のフォールドクォーツについて(https://route765.sakura.ne.jp/blog_2022/20171218.html)」

相変わらずよれよれの線の図ですが、3つの図を使って解説していきます。
■ フォールドクォーツの数について
「月刊モデルグラフィックス」の2017年2月号の31ページ、 設定・考証に関わっている千葉昌宏氏のインタビューより引用します。「VF-31には普通サイズのフォールドクォーツが2個搭載されていて、それを共鳴させて出力を上げているとしました」。
■ 機体のどこにあるのか
具体的にどこにフォールドクォーツがあるのかを記述した文章や図は公式にはまだ無いようです。ただYF-29、YF-30のデザインを見ていると、その流れを組むVF-31は、コクピット後方、機体上面の2箇所にフォールドウェーブシステムのデバイス(装置)があると考えるのが自然だと思います(上図の赤色の部分)。2つのデバイス(装置)の中にフォールドクォーツが1個づつ設置されていると考えられます。

■ フォールドクォーツのサイズについて
上記の千葉氏のインタビューに書かれていた「普通サイズ」というのは、YF-29に4つ搭載されている1000カラット級の特大フォールドクォーツに対しての「普通」だと思われますが、具体的な大きさに関する記述がありません。約1000カラットのダイヤモンドを参考に「特大クォーツ」を図にすると、大体の大きさですがシェリルのイヤリングとハヤテのペンダントは上図のような大きさになります。 そこから想像すると、ハヤテのペンダントより少し大きいサイズから更に小さなサイズが「普通」だと考えます。もしかしたら指輪に付いているような、もっと小さなサイズかも知れません。

それらを考え合わせると、1つのフォールドウェーブデバイスの中に普通サイズのクォーツが1個設置されており、大きさの対比は上図のようになります。
YF-29に比べるとずいぶん小さいクォーツですし、数も2つしかありませんが、千葉氏のインタビュー記事によると2つのクォーツを研磨し、共鳴させて出力を上げているようです。比較的手に入りやすいサイズのクォーツを加工して使うことによりクォーツを使ったフォールドウェーブシステムを(デルタ小隊の)量産機にも搭載することが可能となります。
(注:VF-31Aカイロスには「フォールドウェーブシステム」は搭載されていません)
作成:2017-12-27