吹き付け塗装の「かぶり」について
吹き付け塗装の時に、本来の色よりも塗装面が白くなってしまう現象を「かぶり」とか「白くかぶる」とか言います。「雨の日はかぶり易いので吹き付け塗装は避けよう」とはよく聞いていましたが、原理がよく分かっていませんでした。
クレオスの公式Twitterにて「かぶり」について分かりやすく解説してくれたツイートがありましたので紹介します。こちら。
https://twitter.com/creoshobby_info/status/1162537807824297984
(記事のスクリーンショット)
「かぶり」は液体である塗料が乾燥する際に、溶剤が蒸発して塗装面が急激に冷えることによる結露が原因です。冷えた飲み物を入れたコップの表面に水滴がつくあの現象です。高温多湿の時に起こりやすく、部屋をエアコンで冷やして除湿しても防げません。
私は今までエアコンで部屋を冷やせば防げると思っていました。ところがかぶりを防ぐ為に暑い日に逆に部屋を暖めるという情報が入ってきて「どっちが正しいのかな?」と思っていたところにクレオスさんから分かりやすい情報が来たのでした。
ただ高温多湿な時にエアコンで部屋を暖めるのはかなりキツイですし、原理的に、吹き付けた塗料を急激に蒸発させなければ良いことが分かったので、高温多湿の時はリターダー入りの「レベリングうすめ液」を使うとか、うすめ液の量を増やすとか、なるべく厚吹きをしない…などで対応したいと思います。
作成:2019-11-04