次期SNSに関するメモ
■ メモ (2025年1月)
現状のツイッタ(自称X)ですが、API使用が高額化し、アカウントを作成しないと外部から見えない状態となりました。つまり広大なネット世界の中にある「閉じた世界」です。
Twitterの一番楽しい時期を過ごした身としてはさみしい限りですが、もうあの頃のTwitterはありません。今はツイッタ(自称X)が黄金期の人間関係を人質にして生きながらえています。たぶんこのままズルズルと続いていくでしょう。
黄金期にはTwitterにアクセスすれば欲しい情報や同じ趣味を持った人たちに出会えました。そして広大なネット世界とつながって、気楽にやり取りできる優れたツールとして機能していましたが、現状では(人が多くて分かりにくいですが)外のネット世界から切り離された閉じた世界でしかありません。ネット世界の中心に置くには向いていないものになりました。いや、元々Twitterの黄金期は奇跡のようなもので、ネット世界は珠玉混合で一時的に良い体験をして良い場所があると錯覚してしまったのでしょう。
ブラウザ側のCSSを使って何とかごまかしごまかし使っていましたが、一旦距離を置いてみたいと思います。ツイッタで一番になっても、大きな声で叫んでも、公式アカウントでアナウンスしても、外の人には届かないのですよ。
■ メモ (2024年12月)
彗星のごとく現れた「mixi2」。早速登録して触ってみた感じ、Misskeyをよく研究してつくったな…という感じ。あと現状のツイッタ(自称X)の悪いところを「規約」で排除した印象。なのでツイッタ(自称X)とセットで使うのだろうか…と思った。ただ、それだとMisskeyひとつでいいんじゃね?…と思ったり。
イーロン氏の発言で「ツイッタ(自称X)はPvP」というのがありました。良くも悪くもインプレッション数至上主義なので、使う上で一番の最適解は「炎上商法」なんだろうな…と思いました。これだけSNSがたくさんあって「選択肢が増えた」現状でわざわざ選ぶ「居場所」としては殺伐としすぎています。黄金期を体験した身としてはさみしい限り。居心地良く…とか努力しようにもイーロン氏の所有物なのでこの流れは変えようがないです。なので連絡用にアカウントを残しつつPvPとして使うしか無いのかな…と使い道を考え中です。
Metaが慎重なのか少しづつスレッズをアップデートしてFediverse(マストドンやミスキー)との接続を進めています。現状ではスレッズの設定を変更すると投稿がマストドンやミスキーに流れていくけど、逆はまだ実装されていません。ただ「いいねの数しか分からない」から「誰がいいねしたのか」「その人のプロフィールを確認」という所まで実装が進みました。フォローも出来るけど投稿はまだFediverseを直接見に行かないと見えない状態です(スレッズのTLに流れない)。
ThreadsでMastodonなどのActivityPub対応SNSのユーザーを直接フォローして新着投稿通知を受け取り可能に
一方青空の方はAI学習騒動で一気にアカウントが増えた印象。完全移行ではなくツイッタとクロスポストしている感じですが居心地がいいから移行先として定着するかも。
イラストを描く方々が過去作を大量にアップしたので投稿数が半端なく、また運営側のモデレーションも追いついていない感じ。落ち着いてくると新作を描くのに時間がかかるし日常のつぶやきが増えてきます。
なお模型クラスタはAI学習やアカウントバン祭りと無縁なポジションに居るのでクロスポストや移行が極端に少なく、また年齢層が高いので新しいSNSに馴染めない感じがします。
■ メモ (2024年11月)
スレッズが予定を早めて広告を導入するという話を見かけたのでちょっと調べてみたら、インプレッションに応じて現金報酬を得られる仕組みをテスト中とか。これではツイッタと同じ道を進む悪い予感しか無い。
Threadsが「インプレッション数に応じて現金報酬を受け取れるボーナスプログラム」をテスト中
■ メモ (2024年10月)
ツイッタ(自称X)はブロックの挙動を変更した。理由はデマアカウントが先回りしてコミュニティノートを記入しそうなアカウントをブロックしておいて、デマの拡散を画策しているから…とのことらしいけど、普通に交流したくないからブロックを使って自衛していたユーザー達から不評となった。
下の9月の記事で書かれていたけど、ツイッタはセンセーショナルな記事を「正しい人たち」がフルボッコするエンタメの場所にしたいらしく、より争いが起こるようなシステムに変化した感じ。
ゴシップ週刊誌やワイドショーとか、エンタメ好きな人が多いもんね…。
Xのブロック機能や規約の変更後、Blueskyに50万人の新規ユーザー - ITmedia NEWS
Bluesky、1500万ドル調達 追加機能が使えるサブスクプラン開発中 - ITmedia NEWS
■ メモ (2024年9月)
旧ツイッタも「必要悪」としてガス抜きの場所としては有効なんだけど、色々キツイ側面が多く、旧来の連絡先としては有効かも…といった感じかも。
出来れば特定SNSではなくWebサイトに記事があるのが理想だけど、そうもいかなくて各SNSに連絡用のアカウントを作って連絡を取れるようにしている。
私が2年前にTwitterをやめた理由。メンタルが整って仕事に集中できるようになった
SNS時代の政策決定メカニズム
世論形成におけるソーシャルセクターの役割
■ メモ (2024年5月)
だいぶ状況が変わってきました。スレッズがマストドンとミスキーとの接続を試験運用中。本格的につながるのはまだ先で、運用方法も模索中。
あとマストドンとブルースカイをつなぐ「ブリッジ」というサービスを使えばプロトコルは全然違うけどやり取りは可能…となります。ただし両方にアカウントを作ってクロス投稿したら同じようなことは出来る訳で…。むずかしい。
現状をマストドンのフェディバード管理人の「のえる」氏がまとめてくれています。
記事1
記事2
記事3
記事4
■ メモ
分散型SNSのアカウントを作ってから少しづつ試していました。約1年使ってみた個人的メモを記載します。
Twitter以外のSNSはたくさんあるけど、今動かしているのは「Mastodon(マストドン)」と「Misskey(ミスキー)」の2つ(あと雰囲気を掴むためにスレッズもアカウントを作って観察中。この記事では書かない)。
■ MastodonとMisskeyのどっちが良い?
これは個人的な好みがあると思うので、両方にアカウントを作って実際に見てもらうのが良いと思います。私の個人的な感想としてMastodonは割と安定していて落ち着いて使える感じ。Misskeyは華やかで高機能だけど、カスタム絵文字が時々煩わしく感じる。
■ サーバーはどこがいい?
これも実際に使ってみないと分からないけれど、Mastodonだと「Fedibird(フェディーバード)」が一番良いと思います。ただ使い方を間違ってアカウントが凍結されても悲しいので「mstdn.jp(通称:JP鯖)」と2つアカウントを作って試してみるのがオススメ。
■ 費用は?
基本的に無料。ただし、どのSNSでも運営費はかかる訳で、ツイッタを始め各種ネットサービスは広告収入で賄っており、何か有益な情報が載っているサイトでも無料サイトだと「広告の隙間から記事を読むようなサイト」もあるくらい。
個人手なスタンスだけど「自分のお気に入りのサービスが無くなって欲しくなかったら無理のない範囲で支援しようよ」ということで相場的な寄付を調べました。
Mastodon「mstdn.jp」…米Sujitech社が運用。無料。
Mastodon「Pawoo」…ピクシブ株式会社が立ち上げたが現在は米Sujitech社が運用。無料。
Mastodon「Fedibird」…のえる氏とスタッフにて運用。寄付は基本的に年額300円。安い。
Misskey「io」…Misskeyの最大級サーバー。寄付は基本的に月額300円。年額3600円。
Misskey「みすきーらいふ」…Misskeyのサーバー。「ファンティア」にて月額200円から。年額2400円。スポット支援は「AmazonギフトカードはEメールタイプ」とPayPayが使用可能。金額が選べる。お気持ち価格(難しい…)。
■ 法的な部分(書きかけ)
分散型SNSの場合、自分がいる場所のルールを知っておいた方が良いです。ツイッタとかようつべとか、確かジャスラックの「包括契約」を提携しているので音楽著作権の違反にならないけど、大抵の個人サーバーは契約をしていないのでテレビ番組の動画をアップしたりすると垢BANくらうだろうし音楽違法アップロードになるかも。あと画像とかも「引用」として注意しないといけないし、一度、著作権に関する本を読んでおいた方がいいかも。オススメは「18歳の著作権入門」かな。
なおツイッタはアップしたもの全てツイッタに著作権が移行する…というルールを最初に許諾してからアカウント作っているので、全部持っていかれます(ハズ)。
■ 青空について
分散型SNS「Bluesky」について質問されたのでちょっとだけ。元ツイッタの中の人が開発中の分散型SNS。マイクロブログとしての機能よりも、サーバー同士をつなぐ通信規格「ATプロトコル」が最も重要なポイントとなるけど、なんしか開発が遅い。分散型といいつつサーバーが選べないっぽい(?)。
まったりムードというけど、過疎っているみたい。ツイッタから移住希望者が招待コードをお金で買ったり、待機列を作っているみたいだけど、まともに使えるまでまだまだ時間がかかりそう。
Blueskyの自分がどのサーバーにいるのかは、下の文字列を呟くと。
続・分散型SNS「Bluesky」って今どうなってるの?
2024年1月10日の記事。
参考資料
fedimagazine.tokyo
日本人ユーザー向けのFediverse/分散SNSに関するニュースを掲載。とても役に立つ。
さようならTwitter!--歴史を振り返ると見えてくる、2024年“SNSの新潮流”
マスク氏をdisるのではなく、元々ツイッタが収益問題やモデレーション(治安維持)で上手く行ってなかったという記事。他のSNSがそこをどうやって上手く解決していくか…が今後の焦点となると思います。
「SNSの言葉で傷つかないために。校正のプロと考える「言葉のケア」の仕方」
(ネット全般に言えるけど)SNSというものを考える時に役に立つ良記事。
「目指すのは「オタク向けmixi」「平成のインターネット」……? ユーザー爆増の純日本産SNS『Misskey』開発・運営インタビュー」
Misskeyのシステム開発者「しゅいろさん」とMisskey最大のサーバー管理者の「村上さん」の貴重なインタビュー記事。
Misskeyのシステム開発者「しゅいろさん」のインタビュー記事。Misskeyの原点。
「さようなら、いままで絵文字リアクションをありがとう」
Rikuoh Tsujitani さんのエッセイ記事。リアクション絵文字とイイネに関する考察。
以下、過去のメモ
■ メモ
まだ使い込んでないし、情報も集めきれておらず、手探りで少しづつ使っている段階なので個人的メモを記載します。
Twitter以外のSNSはたくさんあるけど、今注目しているのは「Mastodon(マストドン)」と「Misskey(ミスキー)」の2つ。
両方とも分散型SNS。たくさんのインスタンス(=サーバー)が相互接続して居るため、別のサーバーのアカウントともやり取りが出来る。ただし管理者がブロックしているサーバーとのやり取りは行われない(大抵のサーバーはリレーサーバーを通じてつながっているので、あまり考えなくても大丈夫。つながっていないのはよっぽどのサーバー)。
「マストドン」と「ミスキー」は同じ通信プロトコルを使っているので、相互のサーバー群と通信できる。なのでミスキーのユーザーをマストドン側がフォロー出来る。逆も出来る。
ただし「マストドン」と「ミスキー」は別サービスなので一部機能が互換性が無い。そして各サーバーは管理者が機能を増やしたり減らしたりしているので差異がある。基本的に投稿を読んだり写真を見たりする分には充分。
標準的なマストドンのサーバーのタイムラインには3つあり、Twitterのタイムライン(おすすめ)とは少し違う。
1.「タイムライン」…フォローしている人の書き込みが時系列順に並んでいる。
2.「ローカルタイムライン」…同じサーバーに所属している人の「公開トゥート(つぶやき)」が流れている。フォローしている人もフォローしていない人も流れる。知らない人からファボ(いいね)がつく時がある。
3.「連合タイムライン」…同じサーバーに属している人が「フォローしている人の公開トゥート」が流れてくる。取りこぼしもあるようだけど、量が多く、流れが早いのでとても追えない。
2番と3番の「ローカルタイムライン」と「連合タイムライン」は普段は見なくても良いと思います。見てたら時間が溶けていくし…。時々みんなどんな話をしているのかな~って感じで見ています。
…まぁ、他のSNSから引っ越したばかりだと、そこしか見るところがないから見ちゃうんですけどね。
「Fedibird(フェディーバード)」…「のえる」氏が管理している個人サーバー。個人サーバーだけど管理を手伝うチームが居る。特徴は「ローカルタイムラインが無い」のと購読機能により「フォローせずに相手の書き込みを読むことが出来るため、しばらく様子を見てからフォローしたり、しなかったり」が出来るところ。この「購読機能」はブックマークして様子を見る感じで、相手に通知が一切行かない。なお、2023年3月21日現在、新規ユーザーの受け入れを停止中。時々新規受け入れの招待状コードが発行される。ツイッタがやらかしたら発行される可能性が上がる。今のところ、私の本拠地。
「Pawoo(パウー)」…ピクシブが立ち上げたサーバー。今は別会社が運営している。絵描きさんが多い。ローカルタイムラインを見るとエロ絵が多い印象。あと急にアカウントが増えた影響か、よく止まっている(^^;。
「mstdn.jp」…通称「JPサーバー」。一見するとMastodonの日本代表、公式サーバーみたい見えるが違う。アカウント数も多く比較的安定しているので最初に選ぶ人が多いが、ローカルタイムラインにはひたすら下ネタが流れ続ける為「Mastodonってこんなものか…」と誤解して去っていく人が多い。あまり難しいことを考えなくていいので楽といえば楽。
■ 問題点
イーロン・マスク氏が大赤字を抱えているTwitterを立て直す為に大胆な改革を次々と打ち出していますが、この「資金問題」はMastodonだろうと他のSNSでもどこでも逃れられない問題で、多くが「広告収入」や「利用料金制度」で賄っています。
Mastodonの「Fedibird」だと「寄付の窓口」があります。ミスキーの人気サーバー「io」の管理人さんは家を建てる為の貯金を切り崩して増え続けるアカウントに対応する為に頑張っていました。最近は寄付も集まるようになっているみたいです。
広告が嫌なら有料サービスを使うとか、自分が居るアカウントのサーバーに寄付するとか無理のない範囲で応援することが大切かと。
■ 一番最初にサーバーを選ぶ問題
難しい問題ではありますが、引っ越し出来ますので、結論から言うと「受け入れているサーバーに入ってアカウント作ってから情報収集」ですね。
オススメを聞かれたら…「Fedibird(フェディーバード)」でしょうか。出来ることが多い。
作成:2023-03-16 更新:2024-12-30