[ トップページ ]   [ 記事一覧 ]  

次期SNSに関するメモ


■ メモ (2024年5月)

 だいぶ状況が変わってきました。スレッズがマストドンとミスキーとの接続を試験運用中。本格的につながるのはまだ先で、運用方法も模索中。

 あとマストドンとブルースカイをつなぐ「ブリッジ」というサービスを使えばプロトコルは全然違うけどやり取りは可能…となります。ただし両方にアカウントを作ってクロス投稿したら同じようなことは出来る訳で…。むずかしい。




■ メモ

 分散型SNSのアカウントを作ってから少しづつ試していました。約1年使ってみた個人的メモを記載します。


 Twitter以外のSNSはたくさんあるけど、今動かしているのは「Mastodon(マストドン)」と「Misskey(ミスキー)」の2つ(あと雰囲気を掴むためにスレッズもアカウントを作って観察中。この記事では書かない)。


■ MastodonとMisskeyのどっちが良い?

 これは個人的な好みがあると思うので、両方にアカウントを作って実際に見てもらうのが良いと思います。私の個人的な感想としてMastodonは割と安定していて落ち着いて使える感じ。Misskeyは華やかで高機能だけど、カスタム絵文字が時々煩わしく感じる。


■ サーバーはどこがいい?

 これも実際に使ってみないと分からないけれど、Mastodonだと「Fedibird(フェディーバード)」が一番良いと思います。ただ使い方を間違ってアカウントが凍結されても悲しいので「mstdn.jp(通称:JP鯖)」と2つアカウントを作って試してみるのがオススメ。


■ 費用は?

 基本的に無料。ただし、どのSNSでも運営費はかかる訳で、ツイッタを始め各種ネットサービスは広告収入で賄っており、何か有益な情報が載っているサイトでも無料サイトだと「広告の隙間から記事を読むようなサイト」もあるくらい。
 個人手なスタンスだけど「自分のお気に入りのサービスが無くなって欲しくなかったら無理のない範囲で支援しようよ」ということで相場的な寄付を調べました。


Mastodon「mstdn.jp」…米Sujitech社が運用。無料。

Mastodon「Pawoo」…ピクシブ株式会社が立ち上げたが現在は米Sujitech社が運用。無料。

Mastodon「Fedibird」…のえる氏とスタッフにて運用。寄付は基本的に年額300円。安い。

Misskey「io」…Misskeyの最大級サーバー。寄付は基本的に月額300円。年額3600円。


Misskey「みすきーらいふ」…Misskeyのサーバー。「ファンティア」にて月額200円から。年額2400円。スポット支援は「AmazonギフトカードはEメールタイプ」とPayPayが使用可能。金額が選べる。お気持ち価格(難しい…)。


■ 法的な部分(書きかけ)

 分散型SNSの場合、自分がいる場所のルールを知っておいた方が良いです。ツイッタとかようつべとか、確かジャスラックの「包括契約」を提携しているので音楽著作権の違反にならないけど、大抵の個人サーバーは契約をしていないのでテレビ番組の動画をアップしたりすると垢BANくらうだろうし音楽違法アップロードになるかも。あと画像とかも「引用」として注意しないといけないし、一度、著作権に関する本を読んでおいた方がいいかも。オススメは「18歳の著作権入門」かな。
 なおツイッタはアップしたもの全てツイッタに著作権が移行する…というルールを最初に許諾してからアカウント作っているので、全部持っていかれます(ハズ)。



■ 青空について

分散型SNS「Bluesky」について質問されたのでちょっとだけ。元ツイッタの中の人が開発中の分散型SNS。マイクロブログとしての機能よりも、サーバー同士をつなぐ通信規格「ATプロトコル」が最も重要なポイントとなるけど、なんしか開発が遅い。分散型といいつつサーバーが選べないっぽい(?)。

まったりムードというけど、過疎っているみたい。ツイッタから移住希望者が招待コードをお金で買ったり、待機列を作っているみたいだけど、まともに使えるまでまだまだ時間がかかりそう。

Blueskyの自分がどのサーバーにいるのかは、下の文字列を呟くと。

続・分散型SNS「Bluesky」って今どうなってるの?
2024年1月10日の記事。





参考資料


fedimagazine.tokyo
日本人ユーザー向けのFediverse/分散SNSに関するニュースを掲載。とても役に立つ。

Mastodonの沿革

3分でよくわかるマストドン史

さようならTwitter!--歴史を振り返ると見えてくる、2024年“SNSの新潮流”
マスク氏をdisるのではなく、元々ツイッタが収益問題やモデレーション(治安維持)で上手く行ってなかったという記事。他のSNSがそこをどうやって上手く解決していくか…が今後の焦点となると思います。

「SNSの言葉で傷つかないために。校正のプロと考える「言葉のケア」の仕方」
(ネット全般に言えるけど)SNSというものを考える時に役に立つ良記事。

「目指すのは「オタク向けmixi」「平成のインターネット」……? ユーザー爆増の純日本産SNS『Misskey』開発・運営インタビュー」
Misskeyのシステム開発者「しゅいろさん」とMisskey最大のサーバー管理者の「村上さん」の貴重なインタビュー記事。

「【Misskey開発者syuilo氏】「楽しんでほしい」ピュアな思いがMisskeyを生んだ。異様な熱狂を放つSNSの今までとこれから」
Misskeyのシステム開発者「しゅいろさん」のインタビュー記事。Misskeyの原点。

「さようなら、いままで絵文字リアクションをありがとう」
Rikuoh Tsujitani さんのエッセイ記事。リアクション絵文字とイイネに関する考察。




以下、過去のメモ


■ メモ

 まだ使い込んでないし、情報も集めきれておらず、手探りで少しづつ使っている段階なので個人的メモを記載します。


 Twitter以外のSNSはたくさんあるけど、今注目しているのは「Mastodon(マストドン)」と「Misskey(ミスキー)」の2つ。

 両方とも分散型SNS。たくさんのインスタンス(=サーバー)が相互接続して居るため、別のサーバーのアカウントともやり取りが出来る。ただし管理者がブロックしているサーバーとのやり取りは行われない(大抵のサーバーはリレーサーバーを通じてつながっているので、あまり考えなくても大丈夫。つながっていないのはよっぽどのサーバー)。

 「マストドン」と「ミスキー」は同じ通信プロトコルを使っているので、相互のサーバー群と通信できる。なのでミスキーのユーザーをマストドン側がフォロー出来る。逆も出来る。

 ただし「マストドン」と「ミスキー」は別サービスなので一部機能が互換性が無い。そして各サーバーは管理者が機能を増やしたり減らしたりしているので差異がある。基本的に投稿を読んだり写真を見たりする分には充分。


 標準的なマストドンのサーバーのタイムラインには3つあり、Twitterのタイムライン(おすすめ)とは少し違う。

 1.「タイムライン」…フォローしている人の書き込みが時系列順に並んでいる。

 2.「ローカルタイムライン」…同じサーバーに所属している人の「公開トゥート(つぶやき)」が流れている。フォローしている人もフォローしていない人も流れる。知らない人からファボ(いいね)がつく時がある。

 3.「連合タイムライン」…同じサーバーに属している人が「フォローしている人の公開トゥート」が流れてくる。取りこぼしもあるようだけど、量が多く、流れが早いのでとても追えない。

 2番と3番の「ローカルタイムライン」と「連合タイムライン」は普段は見なくても良いと思います。見てたら時間が溶けていくし…。時々みんなどんな話をしているのかな~って感じで見ています。

 …まぁ、他のSNSから引っ越したばかりだと、そこしか見るところがないから見ちゃうんですけどね。


「Fedibird(フェディーバード)」…「のえる」氏が管理している個人サーバー。個人サーバーだけど管理を手伝うチームが居る。特徴は「ローカルタイムラインが無い」のと購読機能により「フォローせずに相手の書き込みを読むことが出来るため、しばらく様子を見てからフォローしたり、しなかったり」が出来るところ。この「購読機能」はブックマークして様子を見る感じで、相手に通知が一切行かない。なお、2023年3月21日現在、新規ユーザーの受け入れを停止中。時々新規受け入れの招待状コードが発行される。ツイッタがやらかしたら発行される可能性が上がる。今のところ、私の本拠地。

「Pawoo(パウー)」…ピクシブが立ち上げたサーバー。今は別会社が運営している。絵描きさんが多い。ローカルタイムラインを見るとエロ絵が多い印象。あと急にアカウントが増えた影響か、よく止まっている(^^;。

「mstdn.jp」…通称「JPサーバー」。一見するとMastodonの日本代表、公式サーバーみたい見えるが違う。アカウント数も多く比較的安定しているので最初に選ぶ人が多いが、ローカルタイムラインにはひたすら下ネタが流れ続ける為「Mastodonってこんなものか…」と誤解して去っていく人が多い。あまり難しいことを考えなくていいので楽といえば楽。


■ 問題点

 イーロン・マスク氏が大赤字を抱えているTwitterを立て直す為に大胆な改革を次々と打ち出していますが、この「資金問題」はMastodonだろうと他のSNSでもどこでも逃れられない問題で、多くが「広告収入」や「利用料金制度」で賄っています。

 Mastodonの「Fedibird」だと「寄付の窓口」があります。ミスキーの人気サーバー「io」の管理人さんは家を建てる為の貯金を切り崩して増え続けるアカウントに対応する為に頑張っていました。最近は寄付も集まるようになっているみたいです。

 広告が嫌なら有料サービスを使うとか、自分が居るアカウントのサーバーに寄付するとか無理のない範囲で応援することが大切かと。


■ 一番最初にサーバーを選ぶ問題

 難しい問題ではありますが、引っ越し出来ますので、結論から言うと「受け入れているサーバーに入ってアカウント作ってから情報収集」ですね。

 オススメを聞かれたら…「Fedibird(フェディーバード)」でしょうか。出来ることが多い。


作成:2023-03-16 更新:2024-01-17