***アリガタ記***

01/14 (月)
やさしくしたい

やさしさは「アリガタい」と思うところからうまれます。

ありがたいことは、意外と身近な人間関係の中にあります。

最近は「自分は助けられている。人間関係ってありがたい」と
思います。

アリガタさに気づくと、気持ちが楽になるし、やさしくなれますよ。

やさしくするのは、押し付けることではありません。

相手に何かしてもらったら、いちいち「ありがとう」という。
「忙しいから」と電話をがちゃっと切ってしまうとか、
自分がされていやだと思うことはしない。

そんなシンプルなことなんです。



…藤臣柊子さんのお話を、すごく
「そうだなぁ」と思ったのでしのっぺ風に
補足などしてまとめました。


やさしきことはアリガタきから。


01/13 (日)
ミノヤ新年会にて

昨日、言われたこと。

「しのちゃんは、なんかあまり食べてない
イメージがある。もっと野菜とか食べないと。」

母にも、今日言われました。
「あんた、いい加減な食生活してるから
倒れるんやで」

そうなんです。

私は、炭水化物中心の食生活で、
好きなものしか食べない傾向にある。

音楽も、最近はそんな感じで

好きなものだけ長く聞いていた。
好きなものだけながく歌っていた。


そこへ、今日のミノヤホールでの
新年会。

そこへ出演しているアーティスト同士、
集まって楽しくやろうという
ホールの方の粋な企画だ。

毎年、やっているらしく、
くじ引きや表彰式がある。
ステージは、好きに使い放題。

さらにミノヤスタッフの女性陣による
手作りのたこやき(うまい!)。

参加者は各自、何か一品持ち込む。


実は行く直前まで迷っていたけど、

行ってよかった。

最初は行かないでおこうと思っていたので
服が、すごく適当だったのが
悔やまれます(笑)

その会場には、
なんと私の大好きなY・Iさんの
恋人と呼ばれる人も来ていた。

とても、いい雰囲気のひとで、
一度会ったら忘れられないような
空気感を持った人だった。

そんな人は、そんなにたくさんいない。


会って、すこし話をしただけだけれども
(彼はドラマーだったので
沼沢尚氏のスネア話などを少々)

なんだか、お二人がとてもよい雰囲気で
お付き合いなさっているのだなあ、と
うれしくなった。


いろんな、アーティストの楽しい演奏を耳にして、
私とアパッチさんも、
(私はアフロ、アパッチさんは馬のかぶり物をして)
楽しく演奏したりした。


去年はミノヤホールでたくさんの人に出会えたなぁ。

今年も、またたくさんの人に会えるといいな。

そのために、もっと自分から扉を開いて、
たくさんのドアをノックしよう。


帰りに新年会で知り合ったギブソン隊三角形の人に
「山弦」(小倉博和さんと佐橋佳幸さんによる
ギターのユニット)をきちんと聴かせていただいた。
やはり、いいものはいいなぁ。

音の粒がはじける感じ。

聴いたひとから、「夏」が来てしまう、
あの感じ。


今年はたくさん、いろいろ食べなくちゃ、
と思います。


01/12 (土)
さもありなん

日記をね、つける前には

「こんなことを書こう」と 想いはふくらんでいる

だのに


いざ つける時になったら 気分がのらなかったり

思うようにかけなかったり


いちばんの原因は


書こうとしたことを わすれてしまいがちなことかな


もしかして、もう 年なのかも


(さもありなん さもありなん)


01/11 (金)
デイリー新聞掲載

掲載されたらしいんです
「ことり木」


…でも、まだ読んでないの

ローソンも キオスクも

探したけれど もう置いてなかったの

夜だったから

わるいことで載る前に、いいことで載ってよかった

もしかして また あたらしい誰かと

出会えるかもしれない


そんな大事なときだったのに

わたし しばらく うちを空けて

日記も書きっぱなしで

初めてたずねてくれたひとがいたなら

なんだか 悪いことをした

少し 疲れたので 離れて 休んでいたのです

こんなふうにマイペース だけれども

これからも どうぞ よろしくね

*****************
 
「キンシチョウ」

黒い髪を茶色に染めて

金色になるまで染めて

あなたに近づこうとしたら そこにはもういなかった

羽だけ一枚 落ちていた

あとにも 先にも その一枚だけだった


01/09 (水)
マフラー殺人事件

大変だぁ 大変だぁ

線路に人が落ちたぞう


いや、違う


どうやら女の子が落し物をしたようだ


それならば、我々が出動せねば なりませぬ


おや はて、落とした場所に 見当たらず

風で飛ばされ、どこまで飛んだ

みてみろ この奥 ライトで照らせ

やあやあ、そこにあったのか


!おっと、危ない電車がきたぜ

仕方ないから ひとまず中止



さあて、またまた風で飛ばされた

まあ みていなさい これがある

取り出したるは秘密兵器


そうそう、そうですその調子

**

「おじさん どうもありがとう」


電車を降りるとき、するりと

きれいなマフラーが

私の肩をかすめて落ちた


それは

あまりに見事な 早業で
 

そばにいた人は 皆 ため息をついて

落ちたマフラーの行く先を見つめていた


そのまま帰ろうとも思ったけれど

お腹もすいていたけれど


憐れなそのマフラーを 見殺しには出来なかった

どうしても


手をのばせば 届きそう

手をのばせば トドキソウ なのに

どうして こんなにおおがかり

どうして こんなに おおげさに


冷たい線路に 横たわる きれいな色のマフラーひとつ

きれいな色のマフラーひとつ


***


01/08 (火)
雲が流れて往く

風が吹く。

日が暮れる。

そんな当たり前の毎日。


いつのまにか、冬を迎えて、
電気ストーブなどつけて、
白い息を吐く。


かじかんだ手の先には
いつも誰かへの言葉をつづる
機械がある。

ことしも、あっと言う間に
一週間がすぎました。



おげんきですか?
風邪はまだひいていませんか?

年が明けてから、急に寒くなったものだから
少し心配です。


今日は、なつかしい友人に会って、
ばかなことや、まじめな話をたくさん話して、

そしてまた、ひとりになって。

いろんな話を聞くと、去年より
少し自分が
成長したのがわかる。

虹色だった一瞬の日々は過ぎて、
今は太陽に向かって歩いて
いこうと思える。

今年も、またあなたに逢えますように。

私はきっとどこかで歌っているから、
いつかもう一度、逢いにきてください。

その日を楽しみにしています。


♪雲が流れていく、どこまでもゆく…


01/07 (月)
つめを切る日

今日は、七草粥の日。

「これを食べると、いちねん健康でいられるんだよ。」


そして、なぜだか、つめを切る日。

「今日、つめを切ると、いちねん風邪をひかないらしいよ。」


素直(?)な私はつめを切り、満足げに
あたまを掻いた。


01/04 (金)
ニッポンの犬

「シノポチ!」

このあいだ一度だけ、そう呼ばれて
それ以来
自分の中だけで、なんだかお気に入り。


こんがり焼けたトーストのような
秋田犬を、思い出した。

あれ?柴犬だったかな。

ニッポンの犬。


01/01 (火)
あけおめことよろ!

新年、明けましておめでとうございます。

この日が生まれるしゅんかん、生まれる五秒前から
私は、「ようこそ!」と言う気持ちでいっぱいでした。

ながいながい、いちにちの始まり。
みじかい、いちねんの幕開け。

僕たちに偉大なる支配者がいたとしたら、
2002年という年まで生きて来られたことに感謝します。

午前0時、挨拶をする、クラッカーを鳴らす。

午前2時、歌をうたう、話をする、笑う。

午前4時、初詣に行く。

午前7時、友人を見送る。

午前11時、少し眠る。

午後12時、買い物をする。

午後3時、お茶を飲む。

午後6時、家路につく。

午後8時、電話をする(途中でお腹が痛くなる)。

午後10時、鉄道員を観て感動する。


午後11時半、一人になる。


それから、日記を書こうと思って、やめて
床に就いた。

これが、私のある年の元旦の過ごし方。

なんでもない一日、特別なはじまり。

大好きなあなたに教えます。