[ トップページ ]   [ 記事一覧 ]   [ New ]   [ Old ]  

XFA-27


XFA-27_1

 コトブキヤ1/144エースコンバット2「XFA-27」完成しました。年末に再販されたものを購入、一部塗装済みキットですので、成型色をそのまま活かし、部分塗装とスミ入れ、つや消しトップコートによるお手軽モデリングと称して年内に完成を目指しました。


XFA-27_2

 正直、部分塗装とスミ入れ、トップコートだと、とても「チープ」な仕上がりになる…と思っていたのですが、完成するととってもカッコいい!スナップフィットのキットですが、パーツもピッタリ合うし、スジ彫りも細かくて1/144とは思えないくらいの素晴らしいキットでした。


XFA-27_3

 マーキングは懐かしの赤いフェニックス。「スカーフェイス」の機首の矢印のデカールもあります。


XFA-27_4

 「お手軽モデリング」と称したものの、実際には武装に関しては(どのキットもそうなんですけど)手を抜くと本体がいくらカッコ良くても決まらないので1/144でも頑張って帯色を塗りました。「AIM-9Xサイドワインダー」と「 AIM-120C-7 空対空ミサイル」のつもり。細かくてかなり大変でした。またキャノピーの周りは本体色なのでマスキングして吹き付け塗装。色はクレオスの97番「灰色9号」を使いました。残りの黒っぽいところはクレオスの40番「ジャーマングレー」を筆塗りで。主脚はグレーの形成色なので、灰色9号を吹き付け塗装の後、タイヤなどを筆塗り。


 1/144は小さいのでお手軽…ではなくて、このキットでは1/72に近い密度感があり、細かい塗り分けを頑張ればカッコ良くなりますが、逆に言えばチープにしない為に色々と頑張ることを求められる気がします。

 実は1/144のエアモデルは初めて作りました。また部分塗装+トップコートは昔に挑戦して一度失敗していますので、初めて上手く行った完成品となりました。

 年内に完成…と自分で締切を作ってしまったので、正直ちょっと大変で傍から見るよりかは「お手軽」とは程遠いモデリングとなりましたが良い経験になりました。なによりカッコいい完成品をひとつ作り上げたことが嬉しいです。


 参考にしたサイト→コトブキヤ公式「ACE COMBAT INFINITY「XFA-27」プラモデル発売です!


作成:2020-01-06



吹き付け塗装の「かぶり」について


 吹き付け塗装の時に、本来の色よりも塗装面が白くなってしまう現象を「かぶり」とか「白くかぶる」とか言います。「雨の日はかぶり易いので吹き付け塗装は避けよう」とはよく聞いていましたが、原理がよく分かっていませんでした。

 クレオスの公式Twitterにて「かぶり」について分かりやすく解説してくれたツイートがありましたので紹介します。こちら。

https://twitter.com/creoshobby_info/status/1162537807824297984
(記事のスクリーンショット)


 「かぶり」は液体である塗料が乾燥する際に、溶剤が蒸発して塗装面が急激に冷えることによる結露が原因です。冷えた飲み物を入れたコップの表面に水滴がつくあの現象です。高温多湿の時に起こりやすく、部屋をエアコンで冷やして除湿しても防げません。

 私は今までエアコンで部屋を冷やせば防げると思っていました。ところがかぶりを防ぐ為に暑い日に逆に部屋を暖めるという情報が入ってきて「どっちが正しいのかな?」と思っていたところにクレオスさんから分かりやすい情報が来たのでした。

 ただ高温多湿な時にエアコンで部屋を暖めるのはかなりキツイですし、原理的に、吹き付けた塗料を急激に蒸発させなければ良いことが分かったので、高温多湿の時はリターダー入りの「レベリングうすめ液」を使うとか、うすめ液の量を増やすとか、なるべく厚吹きをしない…などで対応したいと思います。


作成:2019-11-04



Webサイト作りました


 2019年2月頃、Twitterにてエロの規制が厳しくなる…というのが話題になり、こぞって「個人サイト」の復活か…とTLがざわざわしていた事がありました(参考: twitterの規制が厳しくなり個人サイト復活の流れになるか?)。

 Webサイトはいくつか作っていましたが放置状態ですし、ブログもいくつかあるのですが、こちらも放置状態。Twitter中心で生活していましたが、Webサイト、ブログにはそれぞれ良さがあります。Twitterは情報の鮮度が高くて、気楽に書ける点が良いですが、調べ物をして分かったことをまとめておいたり、他の人と情報を共有するにはあまり向いていません。

 みんなの役に立つかどうかはともかく、少なくとも自分用にサッと情報が取り出せるサイトが欲しくて新しく作ることにしました。まだ製作途中ですので、懐かしの「工事中」の文字がありますが(笑)、ぼちぼち充実させていけたら…と思っています。


作成:2019-08-11



初めてのガレージキット作成


 WFにどうしても欲しいキットがあり、何回か買いに行ったのでガレージキットは結構持っていますが、作るのは初めてでした。合同展示会にて4機合わせの話があり、初挑戦してみましたが、正直、ガレキ道は甘くなかったですね。ものすごく大変な思いをしたと同時に、たくさんの経験を積むことが出来ました。思うところをつらつらと書いていきます。

 ガレキに関係なく、プラモ作りにも関わることなのですが、私自身、とても手が遅いです。作業で結構迷いながら手探りで作る。締切に合わせて工程を刻んでいくのではなく、順番に作業していって、最後のパーツが終わったら組み上げて完成。そのやり方では自分のペースや都合で作業できますが、締切のある作品作りには向かないやり方であることを思い知らされました。

 締切のある作品作りは「間に合わせること」を目標にして、細かいところは目をつぶってでも完成を目指す。とにかく連続して手を動かす。どんどん手を動かしていく。もし工程に余裕があれば細かいところにこだわってもいいけど、締切に間に合わせる為に作品のクオリティが下がるなら、それも含めて自分の実力です。もちろん人様に観てもらう作品なのですから、いつもより頑張らないと…という思いも出ますが間に合わなければ何もならないな…と強く思いました。反省。

 ガレージキットを作ってみて分かったことは、プラモは主に「パーツ同士の合わせ目を消す」のがメインの作業になってきますが、ガレージキットは「パーツの段差を消す」のがメインになってきます。シリコンの型を合わせて作る以上、パーツの段差は避けられません。段差は削れば本来の形より小さくなり、パテを盛れば本来の形より大きくなります。キレイな「面」を出していくのは結構難しく、経験を積むしか無いと思いました。

 また、軸打ちも必須です。補強と位置決め、塗装の時の持ち手も兼ねて全てのパーツに軸打ちをしても良いくらいでした。

 塗装に関してはプライマーを塗布してサフまで行ったら、あとはプラモと同じになります。でも剥離剤をよく落としておかないとマスキングを剥がす時に塗膜が一緒に剥がれる危険性があります。下地作りは丁寧にやっておかないとリカバリーが大変です。

 ここまでの作業全体を全部ひっくるめて取り掛かるのがガレキ作りには大切で、全体像を把握しないと後になって色々破綻してきます。全体像をある程度把握して作業を進めていく、完成をイメージして進めていくやり方は今までやったことのない、苦手で避けていた方法でした。プラモデルメーカーが用意したパーツがキッチリ組み上がることを前提に、ひとつひとつのパーツをキレイに仕上げていって、作業するパーツがなくなるまで繰り返していく…割と行き当りばったりの方法で作っていましたが、それではどうしてもスピードが上がっていかないですね。スピード感が無いと前に進んでいる実感が無いので、段々辛くなってついつい作業から離れてしまう。余計に進まなくなるループです。

 今回、作ってみて、何とか完成にまで持っていけたのは周りの人の応援があったからで、正直、サフを吹く時間がなくてサフレス塗装になってしまったし、気泡埋めは一切やっていません(パーツ端の欠けは修正しました)。腕の反応弾は接着に失敗して、何回もシアノンでくっつけたので塗装とデカールが溶けて剥がれて、シアノンもはみ出ている状態ですが、幸い目立たずに済みました。今までの自分からすると納得が行かない箇所が多くて、最初からやり直したい思いが何回も出てきましたが、いざ完成すると、とてもかっこよくて惚れ惚れするんですね。これは原型が良くてカッコいいのが大きいです。何度も眺めて見るのですが、自分が作ったとは思えないカッコいい完成品が目の前にあって不思議な感覚です。

 何から何まで初めてだらけでしたが、先行して道を示してくれたブルズアイの皆さんのお陰で完成し、宝物を手に入れることが出来ました。間に合わなかった悔しさや上手く行かなくて投げ出したくなる時もありましたが、皆さんの応援があって乗り越えられたし、それらの思いを力に変えてこれからもプラモ道、ガレキ道を進んでいきたいと思っています。応援してくれる仲間がいるのは本当にありがたいことだなぁ…としみじみ思いました。ありがとうございます。


作成:2019-08-03



VF-1Jアーマードバルキリー


VF-1Jアーマードバルキリー_1


VF-1Jアーマードバルキリー_2

 1/72 VF-1Jアーマードバルキリー完成しました。これはいつものプラモデルではなく 「FRAMEOUT_MODELS」のガレージキットです。ワンダーフェスティバルという造形イベントで購入したものです。

 カラーリングや武装はVFマスターファイル「VF-1バルキリー 宇宙の翼」という本に載っている「ブルズアイ作戦」に登場するアーマード4機のうちの1機、滝田中尉の「ダーツ2」となっています。

 一応、いくつか図面やCG画像があるのですが、詳細は分からず想像で作りました。腕に反応弾を装備し、反応弾の熱線を防ぐための白色の特殊塗料でコーティングされています。背中は色味が欲しかったので、ベースの機体のSVF-13プランジャーズのライトグレーと部隊カラーのダークブルーで塗装しました。

 2019年5月の静岡ホビーショー併設の合同展示会にて展示予定でしたが間に合わず、7月開催のワンダーフェスティバルにてブルズアイ作戦の4機+2機の展示となりました。予定していた展示企画に間に合わせることが出来ず、他の3機の作者の方々に迷惑をかけてしまいましたが、改めて展示する機会を与えていただき、またワンダーフェスティバルに作品を持ち寄って下さり本当にありがとうございました。この場を借りて改めてお礼申し上げます。



ブルズアイ


作成:2019-08-03